つぶやき。

福岡アクセシビリティセミナー Vol.1に参加しました♪

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福岡アクセシビリティセミナー

今回「福岡アクセシビリティセミナー Vol.1」に参加しました。

「アクセシビリティ」という言葉は知っていても、なかなか実際にどんな方がどんな風に使っているのか?という事を知る機会がありません。

高齢者や障害のある方々だけの対応・・・と思っていましたが、セミナーに参加してみると思ったよりもっと奥が深く様々な「気付き」がありました。

モノ作りの基本、考えさせられました!!

今回学んだ事を忘れない為にも、ここにメモとして残します。

開催日時:2012年2月18日(土)13:00~19:00
開催場所:九州産業大学12号館

セミナー内容

「アクセシビリティ」についての4つ講演とパネルディスカッションがありました。
どれも奥が深い話なので全ての記録は出来ていないのですが、簡単にメモとして残します。

  1. アクセシビリティが引き出すWebの “伝える” 力
  2. インタビュートーク:実ユーザーの利用状況
  3. ピクトグラムで伝えよう
  4. オープンソース CMS における多言語対応のトライ&エラー
  5. パネルディスカッション
「アクセシビリティが引き出すWebの “伝える” 力」の内容メモ。

講演者:植木真氏

「Webアクセシビリティ」(JIS X 8341-3)・・・身体に障害がある人だけでなく、高齢者、一時的な障害(注1)がある人が、問題なくWebをアクセス出来るようにする。
(注1 一時的にアクセスが困難な状態になった人の事。目の悪い人がメガネを忘れて見えない、画面をモノクロ印刷した物を見た為理解し難い、マウスが壊れて操作し難い…等)

Webにアクセスするには・・・「画面を見る・読む・音声を聞く」→「理解する・操作する」→出来ない・困難→「支援技術(音声ブラウザ等)」

目が悪い人に配慮
点滅・移動する文字は控える。文字と背景のコントラストが低いと読み難い。白内障はオレンジ色が見難い。
耳が悪い人に配慮
特に支援なく、コンテンツの配慮が不可欠。
音声付き動画にはキャプション(字幕を付ける)。ページレイアウトをシンプルにする。
操作し難い人に配慮
マウス以外に、特にキーボードでの操作が出来るようにする。

WCAG2.0/JIS X 8341-3の、4つの原則はユーザー視点。
Webコンテンツをアクセシブルにする・・・アクセシビリティは、高齢者・障害者だけでなく、全ての人がアクセス出来るように。

ユーザ全般のユーザビリティを向上させるには、Webサイトのマックアップで配慮出来る。

  • ページタイトル、見出し、ラベルで主題や目的を示す
  • テキストの文字を変更出来るようにする
  • 段落の間隔を開ける
  • コントラスト比を確保する
  • リンク先が分るようなリンクテキストにする(「ココをクリック」だと分らない)
  • キーボードだけでも操作できるようにする
  • サイト内検索(「検索」というラベルも必要)、サイトマップをつける。
  • ボタン(メニュー)の名前に一貫性を持つ。
  • imgタグにalt属性をつける
  • フォームなど、入力エラーの箇所で修正方法をテキストで表示する

アクセシビリティをチェック出来るオープンソースのツール
みんなのアクセシビリティ評価ツール: miChecker (エムアイチェッカー)がある。

Web制作をする立場の私がこれから気を付けなければならない事が分ったので、すごく勉強になりました!

「インタビュートーク:実ユーザーの利用状況」の内容メモ。

ゲスト:井上浩一氏
インタビューワー:植木真氏

  1. スクリーンリーダー「JAWS」の紹介
  2. JAWSを使って、ウェブページを操作
  3. iPhoneのVoiceOverを使って、ウェブページを操作
  4. ウェブが全盲ユーザーにとって便利なこと

ゲストの井上浩一氏は全盲の方ですが、パソコンをさくさく扱われていて驚きました。
スクリーンリーダーが読み上げてくれるので、Webサイトの中身を理解出来るそうです。しかし、以下の点をWeb制作者は気を付ける必要があるようです。

気を付ける必要がある事とは・・・

  • 構造化しているからこそスクリーンリーダーが読めるので、マークアップが全ての基本!
  • ページで記述の仕方を統一する
  • 日付けで「○月○日」を「○/○」と書くと、分数のように読まれる事がある
  • メニューボタンを画像にする時、代替テキストが必要。ないと画像の名前(○○.gifなど)が読まれてしまう

iPHONE4から読み上げソフト「VoiceOver」が使える。
操作は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→一番下の「ホームをトリプルクリック」→「VoiceOver」で設定される。
(※私はiPHONE4を持っていないので確かめる事が出来ませんでした。)

実際に全盲の方が読み上げソフトを使ってお話を聞く事がなかったので、とても興味深い話でした。
全盲であれだけWebサイトを活用されている事に驚きました。Webって、スゴイんだなぁ~と実感しました!

「ピクトグラムで伝えよう」の内容メモ。

講演者:吉川伸彦氏

「ピクトグラム」とは・・・視覚的メッセージを的確に伝える。制作上に厳しい。システム性、規律がある。人を保護、救う。画像が記号。抽象化によって意味をもつ。文化に依存せず、国を問わず。

「アイコン」とは・・・楽しみを伝える。娯楽性がある。自由な表現で情報を伝える。

ピクトグラムを作るには・・・

  1. 手順・・・伝える情報を定義
  2. アノニマス(匿名性)にしよう・・・個性を入れない(オリジナリティより認識性が重要)
  3. システムをつくろう・・・形+形、形+色など組み合わせで作る
  4. コンテキストで伝えよう・・・絵だけでなく状況で文字を組み合わせる
  5. 限界を知る・・・課題評価しない、国や文化・時代で違う

ピクトグラムの歴史や、作り方などがスライドで分り易く説明されて、とても面白かったです。

「オープンソース CMS における多言語対応のトライ&エラー」の内容メモ。

講演者:三好隆之氏

世界で人気のオープンソースCMS「WordPress」。
このWordpress用のプラグイン「Contact Form7」の多言語化についてのお話でした。

日頃・・・日本人の私は、当たり前に横書きの文字を左から右に読んでいます。
右から左に読む「アラビア語・ヘブライ語・ペルシャ語」に表示する場合はどうしたら良いのか?を現在進行形で研究・開発されているとのことで、なかなか興味深かったです!

「パネルディスカッション」の内容メモ。

司会:坂本(ISIT)
パネラー:植木真氏、井上浩一氏、河村 宏氏(DAISY)、鈴木 昌和氏(九州大学)

「DAISY」を初めて知りました。誰もが参加(アクセス)出来るようにする為に、多くの方が活動をされている事を知りました。

長い時間のセミナーでしたが得るものがとても多くて、実のある時間を過ごしたと思います。
今後Webサイトを制作していく中で、今回のセミナーから学んだ事を活かしていきたいと思います!

※2012年2月21日追記。
福岡アクセシビリティセミナー Vol.1「公式サイト」に今回のセミナーの詳しい情報がございます。

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